「コミックエール!」vol.1 芳文社
http://www.toranoana.jp/shop/070509_yell/070509_yell.html
(穴でペーパー)
http://www.dokidokivisual.com/comic_yell/
そんなこんなで、芳文社から創刊された
非4コマ漫画雑誌です。以前にもきらら系列で
きららふぉわーどとか出てましたが、ふぉわーどの
既存のきらら作家で構成された漫画雑誌とちがい
ほとんど他のところからひっぱってきたカタチです。
コンセプトは
「男の子のための次世代ガールズコミック」
―――なんか、ちょっとだけ萎えるような(笑)(^^;
あえてこう書かれちゃうとねー。表紙の感じは
カドカワ系っぽいけど、コンセプトはコミックHi!に
近いのかな? うーん。微妙かも?
―――と、読む前には思ってましたが、ざくっと
読んでみたところ、これがなかなかに取っつきやすく
読みやすい感じで(^^)b
いやすっごく読みやすいんですよ。少なくとも僕には。
あれかなー。どっちかっていうと女性作家が多そうなのが
イイのかな? 少年漫画系よりも好みだろうし。
今気付いたけど、カタチ的にはきららキャラットの
増刊扱いなのね(^^; まぁ雑誌コードの関係上なんで
実際にコンセプトがそれってワケじゃないだろうけど
どこか空気が似てるところがあるのかもな。
あと、ハッキリと描いたものは無いですが
どことなく百合っぽいのがあるのがイイのかも(笑)
あと、編集部ががんばって新しい雑誌を作って
いってるなーってのがイイのかも。表紙裏の頁に
編集部の挨拶文とこの雑誌のコンセプトの説明を
載せてるのって珍しい気がするし(^^;
ざくっと感想をば。
- 「ラブイーブン」
- 須田さぎり
個人的には当たり外れがあったりする作風ですが
今回は当たりかも。無口で大人しい娘に告白した男子と
恋愛否定っぽく宣言する委員長との対決―――って
程でも無いんだけどそんな感じだけど、まぁ委員長が
何故そういった恋愛否定を主張するかってのと
主人公の男子と大人しい娘と恋愛の行方が
読んでてなかなかにイイ感じで。特にその無口な娘さん
の最後の行動がなかなか(*´ー`) イイ読み切りでした。
若き芸能事務所の女所長と新人の女性との確執―――
っていうか単に女所長がSに目覚める話ですが(笑)
ええ。ええ。多少ひねくれてますが、その感覚は
まさに「恋」ですよ、所長!(笑)
裏目な感じとお腹の脂肪が楽しい作品です(笑)<ぇー
- 「まいどる」
- 神堂あらし
後日書きますが、ちょうど同作家の最新刊が
なかなかに面白かったので期待しつつ。
果たして結構面白かったですねー。
品行方正で生徒会長な男子高校生に恋する
突撃少女なユウマと実は謎があるその男子との
ラブコメディって感じでユウマの一筋っぷりが
なかなかイイ感じでしたね(^^)
生徒会長の女子と問題児の女子が恋愛成就の為に
特訓する4コマです。特訓がポイント。
全然役にたってませんし(笑)
職権乱用もするし―――つか生徒会長ボケすぎ(笑)
- 「逢魔が刻の僕と君とアレとアレ・」
- 睦月のぞみ
幽霊な男子とクラシ委員長であるトイレの花子さん
とのラブコメもの。常に下半身を洋式便器に
つっこんだままな花子さんがカワイイです(笑)
- 「月〜moon」
- むんこ
代表作「らいか・デイズ」の番外的な短編です。
まぁ小6なワケだし、別におかしくはないんだけど
どうしても男の身では日常に無いのでどうにも
こうにも(^^; と、とりあえずここはお赤(ry(笑)
- 「あまだれ!」
- コダマナオコ
- 「すいーとりぼん」
- かたぎりあつこ
少女の元にメル友の魔法少女がおしかける話。
ほんとに押しかけてる感じで(笑)
動物耳を持った魔法少女な先輩と普通の後輩の話。
魔法少女な先輩がかわいいからか、そんな彼女に
ドキドキする後輩が、なかなか。。。(*´ー`)
- 「リスランタンプティフルール」
- さかもと麻乃
名門女子校の庭園のとある花担当になった少女の話。
いわゆるお嬢様学校のソロリティものやね。
1年でお花係に抜擢されて羨望と嫉妬の眼差しに
さらされたり、何故か冷たい態度の先輩が実は―――
という感じで、百合姉妹に載っててもおかしくない
作品ではありますな(笑)(^^;
- 「リトルリトル」
- ろくこ
お嬢様とじゃれついてくるネコ耳少女との
サイレンス漫画。いい雰囲気やね。
- 「情熱」
- 仙石寛子
この前のティアで百合モノをだしてたらしいです。
見逃しました(笑)_| ̄|○
さておき。若い女教師と彼女に告白した男子との
淡い恋話4コマです。先生の方がうろたえてる様が
なかなか良いです、好みですこんなシチュ(笑)
- 「溺れるようにできている」
- シギサワカヤ
眼鏡好き作家さんのお一人ですね(笑)
インドアで引っ込み思案な女性が告白した後の
葛藤を描いた作品、かな? 初めての恋愛でぐるぐる
廻る思考が女性作家さんらしい作風で読ませられ
ました。そしてオチが楽しい、うん、楽しい(^^)
- 「メルヘン横町」
- 山本ルンルン
やーなんていうか。クセが強くて独特だよね(^^;
そっかー。まんがタイムラブリーで今描いてるのかー。
短編らしく、コンパクトにどこか皮肉めいた感じで
なかなか興味深く楽しかった感じです(^^;
そんなこんなで感想書ききれなかった分を含めて
なかなかに読みやすく。好みな作風も多めだしね。
きらら系とはまた違う感じで良いなーって感じで。
季刊なのか、次は8月かー。何気に次もgetしよう、うん。