「マリア様がみてる フレームオフマインド」今野緒雪 集英社

って事で、事前の情報通りコバルトに掲載されていた
短編集です。でもまぁ、いつものように合間合間を
新作の“のりしろ”で繋げて、その話題に載って
短編が始まるって構成なんですが、頑張って繋いでますよ
って感じですやね(^^;
何しろ、あとがきにも書かれてますが〆を含めて
その繋ぎを10本も書いてるって、どれだけ短編なんだ(^^;
話は蔦子さんを中心に、何故か色々な方が訪ねてくるって
感じですが、時期がバレンタインからデータの合間なので
時期的には今出すしか無いのですが、それにしてもやはり
待たされ感は否めないですやね(笑)
でも、とりあえずフィナーレを前に色々と宿題を
片付けて行ってる感がするのがちと不安というかなんというか。
桂さんがフューチャー(笑)されたのはともかく、
まるでシンメトリーガーデンの同人誌を読んでるみたいな
錯覚感があった江利子の妹決めエピソードとか ＜逆や逆(笑)
書き下ろしでホントに短いけど、それこそカナコ同人では
よく描かれてきた「可南子が如何にして祐巳萌えになったか」
エピソードとか、なかなかに読み応えはあったり。
まぁ番外編っぽい短編もあるにはあったのですが
なんだかんだでアンソロジーでも読んでるみたいな感覚の
一冊ではありましたです(^^)
とりあえず可南子フォローが一番の収穫、かな？

マリア様がみてる フレームオブマインド (コバルト文庫)