「最後の制服」(３)袴田めら 芳文社

最終巻です。や、とても良い百合作品でした。
この作品が、萌え系とはいえ百合姫等専門誌でなく
普通の４コマ雑誌に連載されていた事を思うと
ほんと、奇跡のような気がします。

結局、メインの二組はちゃんと結ばれたので、
その辺は変に悲恋ものにされるより、甘い選択で
良かったです。ちょっと心配でどきどきしたけどね。
藍ちゃんとふーちゃんのペアは、結局藍ちゃんの想いに
ふーちゃんが答えたワケで。家庭の事情で離ればなれに
なってからが、やはり色々試される試練の時だったような
気がしますが、グルグル回ってなんとか着地したようで。
まだちょっと心配だけど、あの二人なら大丈夫って感じで。

そして紡と紅子のペアは、お互いに素直になれなくて
それぞれ事情があって。でも離れてみて紡は紅子を追いかけて。
卒業して、一緒に住んで。大学に進む。まぁ紡は浪人だけど(笑)
とりあえずこの二人は一歩ふみだしたワケで。
あーっもうっ。なんだかんだでハッピーエンドやね。
この手の作品は、社会的な事含めてハッピーに終わらない事も
多いだけに、本当良かったですよ(^^;
うん、ほんと。とってもイイ百合作品でした。
シリーズものではナンバーワンだったな。

最後の制服 3 (まんがタイムきららコミックス)