julym(じゅらいむ)のブログ(^^)

マンガ読むのが好きです

「おたくの娘さん」(1) すたひろ 角川書店


(穴でペーパー)
http://www.toranoana.jp/shop/061201ota/061201ota.html
って事で、とうとう出ました「おた娘」の商業版(^^;
http://www2.tokai.or.jp/studio-HiRo/
すたひろBOXさんが自サイトで公開していたweb漫画を
一部修正して単行本化したものです。
1話〜10話までを収録。でもって11話からドラゴンエイジ
新連載となってます。つまり最初の10話までが単行本で出て
11話から連載、と。なかなか変則的ですやね。
感想は―――まぁwebでも読んでるし、同人も殆どgetして
るんで何なんですが、改めて読み直すと、
やっぱり妙に現実感のある作品だなぁ、と(^^;
まぁたしかに設定は多少漫画的ではあるんですけど、
オタク世代の年齢とか考えると、スグ側にある現実っていうか
30代前の主人公だったら子供がいても
全然不思議じゃないんだよねー(^^;
で、オタク系趣味も卒業とか関係なく、
ばりばりに現役でもおかしくない、と(^^;
そういうところがヒシヒシ伝わってくる。みたいな?





とあるおたく青年(社会人)の元に突然娘だと名乗る少女が
現れ、一緒に住む事に―――という内容なんですが、
ドラマ的ではあるけど、同時に現実的であるんですよね。
少女がやってきた部分をぼかしたりファンタジー化せず、
リアルに過去にあった出来事を描き、実の娘であるという
証拠を示す。それによって茶化さず、マジメに描く。
本当の出来事でもおかしくない設定。
こう心にグサっとささるのですよ。問答無用に(^^;
そこが凄くもあり、恐くもありって感じで。





あと妙にリアルだなーって思うのが、とりあえず現段階では
まだ覚悟が甘いって描写がちゃんとしてるとこかな。
コミック収録の後の、作者曰く「黒歴史(笑)」な続きの
風邪話の時なんか、かなりグサっときましたしね。





すたひろさんの作品は、一見ほんわか日常ドラマに見えて
その実、現実的なところが常に潜んでいて
全然油断出来ないようなところがあるんですよね。
そういうところが味があってイイんですけど。
でも、逆に言えばそこがエンターテイメント的じゃなく
泥臭くも見えて、一般化しづらいかもしれず。
う〜ん。でも変にその辺を抜くと味が無くなっちゃうかもだし
難しいところではあるんですけど。





とにもかくにも家族計画モノ(そういうジャンル?(笑))として
かなり期待をしてたり(^^;





そういえば、10話のラストの言い合いって追加されてる?
あれ?同人誌ではどうだったっけ。
web版では人形をぶっとばすとこまでだったみたいですが。
でも、ああいう言い合いのシーンはとってもイイですねー。
ある種イイ合う事で分かり合えたって、すっごく伝わるし
単行本全体のシメとして盛り上がってますし。





それにしても、冷蔵庫の中身がまともになってるのは
叶がやったのかな?(^^;

おたくの娘さん (第1集) (角川コミックスドラゴンJr. (KCJ100-1))

おたくの娘さん (第1集) (角川コミックスドラゴンJr. (KCJ100-1))