julym(じゅらいむ)のブログ(^^)

マンガ読むのが好きです

「ストロベリーシェイクSweet」(2)林家志弦 一迅社


厚っ(^^; いや、残り頁の多さから通常の百合姫コミックより
結構厚めになることは予想されていましたが、
普通に18kコミックくらいの厚さやね(^^;


という事でとうとう最終巻ですよ、2巻だけど(^^;
季刊誌連載ってのもあり、第1話が百合姫の前に休刊した
百合姉妹の第1号(2003年7月だって)からの連載だっただけに
連載終了時で5年かかった長期連載になってます(^^;
そりゃ多少絵柄も変わって来ますわ(笑)


そんな感じで連載読んでる感じでは最後の方は割と急ぎ気味に
終わったなーって印象でしたが、まぁはやての方の連載に
本腰を入れるってのもあるでしょうし、引っ張りすぎても
あれかなーってのがあったのかなって思ったりもします。
2人の思いが成就すればあとは勢いですしね(^^;
基本コメディなんでシリアスモードはすぱっとカットして
さくさく経過だけを描く構成は、上手い人がかけばさすがに
違和感少ない気がします。これで下手に蘭ちゃんのの失踪云々を
引っ張られても、シリアス度は増しますが、ギャグの空気が
微妙になってきますしね! という事で肯定してみますよ(笑)


って感じで連載終了まで読んでたんですが、改めて単行本で
まとまってるのを読むと、すっごくイイ頃合いだったのかもって
思ってきたり。トータルでみると確かにバランスがイイというか
この辺で終わっとけって感じしますね。や、いい感じいい感じ。


そんなこんなで1巻では樹里亜が蘭ちゃん好き好きモードを
ひた隠してた感じでしたが、2巻は蘭ちゃんのターン、というか
ようやく山が動いたっていうか(^^;
別カップルからの影響で自分の恋心に気づく蘭ちゃんが
なんともいい味だしてるなーと。この天然キャラがいかに
樹里亜への想いに気づくのかなーって思ってたら、これがまた
なんとも自然に恋に目覚めていって、ほんと上手いなーと。
つか、一気にフルバーストする様が林家センセの
持ち味というか、話のころがりようがとっても楽しく(^_^)
いざそうなった時の樹里亜との会話も楽しくて
読みながら何度もにまにましたり(笑)


やー、一気になだれ込んだあの夜はどうなることかと(^^;
若干暴走気味ではあるけどヘタレな樹里亜と、きマジメで
やっぱりヘタレのカップルなんで微笑ましくも読んでて
にまにま(*´ー`)しちゃうですよねー!


そしてラブラブ関係になってすぐに起こる新展開。
まぁ前述の通りそこ自体は描かずに経過のみで一気に
解決するワケですが。引っ張るかとおもわせといての
あの展開には戸惑いつつもなんだかんだでらしいなぁと。
シリアスになりそうな時に引き戻すセンスが上手いんだよなぁ。
そして一気に〆と。


やー連載自体はここで終わるんですが、まぁでも含みは
色々ありそうだよなー。この辺を補完してくれるんだろうな
とは思ってたんですが、単行本ではやっぱりこのクライマックス
中心にかなり書き足されていてすっごく良かったですよ!


樹里亜の蘭ちゃんの母親との対決シーンにはちょっと
じーんと来ましたね。どれだけ真剣に蘭ちゃんが好きなんだって
樹里亜の想いがひしひしと伝わってきましたよ!うん。


書き下ろしが冴木マネ話だったのには意表付かれましたが(笑)


でも後書きのその後にちょっぴりおまけが(^_^)
相変わらずのその後が微笑ましく楽しい感じで。


林家センセの作品はセリフ選びの妙や、表情や言動もあるけど
一番の魅力はやっぱり構成力だと思うのですよ。
緩急の付け方で笑いをとれるっていうのかな?
リズム良く読者を楽しませてくれるような気がします。


ぬぅ何度も読み過ぎて感想が自分でもワケワカメに(笑)
まぁ何にしろ、百合カップルものってだけでなく、
普通にコメディ作品として面白い作品であったなって
気がしますです、はい。
そっち方面に抵抗無い人であれば、かなりおすすめかなって
感じでひとつ。
あー、もう、イイよな! ばカップルって!(笑)(>_<)ノ

ストロベリーシェイクSWEET (2) (IDコミックス 百合姫コミックス)

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