「マリア様がみてる あなたを探しに」今野緒雪 集英社

あわてないあわてない。
一休み一休み(^^;

それが今巻を読み終わった感想だったり。
やー前巻で決まったモノだと安心しつつも
今野センセの事だから、引っ張ろうと思ったら
一波乱起こしてもう少し引っ張ってもおかしくなく、
部屋の隅っこで戦々恐々としておりましたが、
とりあえず姉妹までもう少しってところまで来たようで。
そりゃそうよねー、ここまで来たんだもの。
せっかくだから構成含めて綺麗に済ませて欲しいのだわ(^^;
急ぎ早に締められると勿体ないし。

とにかく。
瞳子自らの事情を祐巳にしっかり話し、そして答えを
待つところまで来ましたので、あともう一歩です(^^)b
方向性に不安は無いので、このまま次を待ちたいな、と。

という事で、ここからはいつものように
思いついた雑感想をつらつらと(^^;
順番もバラバラだ！(笑)

「デート三昧(*´ー`)」

今巻はバレンタインデート編です―――で、
それに当てられてか、皆デートばっかしてます(笑)
らぶらぶです(笑)
写真部姉妹は休みの日まで大変だな！とか思いつつ
新聞部姉妹は普通に動物園デートって！(^^)

「落ちたな(笑)(*´ー`)」

まぁでも、今巻で一番インパクトあったのは
菜々の台詞なんですけどね！

「私は、いくらでも由乃さまとデートできますもん」

―――菜々！　オソロシい子！Σ(￣▽￣*

由乃さん、落ちたな(笑)
何その男殺しな名台詞！(^^;
そりゃ、由乃さんもズッキューンってなるってものですよ。
やー、参ったね。さすがの菜々も由乃さんが
自分にベタ惚れだって事をちゃんと意識してたんだね。
てっきり天然で気付いてないのかもって心配してたよー。
ヨカタヨー。このまま菜々にスルーされる由乃さんは
観たくないもの(^^;
でも、まるっきり恋愛経験のない男子状態だな＞由乃さん
まぁ今までは令ちゃんの保護下にあったワケだし
世間修行には丁度イイかもね。
でもって菜々はそんな由乃さんを天然で翻弄する
頭の良い後輩女子―――ああ、イイ関係だ。
原作でもそこまで書いて欲しいなー。

「白薔薇の答え」

まぁ予想どおりではあったけど、ちょっと中途半端？
いろいろ運が良かっただけのような―――まぁ作者も
そこに気付いたのか反省会でフォローしてるけど(笑)
とりあえず今回は由乃さんの隠し場所を考えただけで
チカラ尽きたんだろうか？(笑)

「答え発表と二重応募」

答え発表で瞳子が前に出て行くシーン。
今野センセ的には“人が割れてモーゼのように悠然と
瞳子が前に出てくる”的な事を書きたかったんだろうなーと(笑)
でないと、わざわざ「数歩云々〜」なんて書かんだろうし。
わざわざ書くといえば、二重応募の下り。
後半の志摩子さんの確認のシーンの都合上でしょうけど
瞳子の時は何もこの時に書かなくてもって気が(^^;
書かなくても“あったもの”としてスルーしても
気がつかないでしょうに、細かいなー(^^;

「イチャイチャ(*´ー`)」

由乃さんのイチャイチャ発言に大笑い(^▽^)
もうすっかり脳内では池澤春菜嬢の声になってて
それがすっごく“らしく”って(^^;
イイよね、イチャイチャ―――(笑)
そして抱きついて耳元で「よかったね」

―――あんた達もイチャイチャしてんじゃねぇ！(笑)
や、友情ですよ、友情(*´ー`)ふふーん

「まずい(*´ー`)」

まずいですよね、本当に(笑)
こっちもイチャイチャ組。まぁ今巻の志摩子さんの
中心は他の人とのデートなワケで。
これくらいのラブイチャくらいはしとかないと！(笑)
ああ、もう志摩子さんにベタ惚れだな、乃梨子(*´ー`)

「令ちゃんと祥子さま」

令ちゃんとの関係は、まぁほのぼのやね。
そして祥子さま―――ああ、地面が！(笑)
このシーン読んだとき、つい頭の中には
「拳児」の震脚のシーンが思い浮かんだり。
「ズン」という音が(笑)
そうよね。ここで素直になってしまったら
祥子さまっぽく無いわよね。あー今から
祐巳を取り合う祥子さまと瞳子の争いが！(笑)

「亜美真美問題」

真美は違うぞ(笑)それじゃ双子アイドルだ(^^;
図書館との打ち合わせといい、変なギミックだなーと
思ったり。つか今野センセってば好きやね、こういうの。
まぁ別にいいんだけど、志摩子さんがちょっと
可哀想かなっと。

「瞳子と再会」

ここが出てくるまで読者の方はやきもきしたのでは
ないかな、と(笑)
やー、うっかり宣言しちゃったけど、実は―――
とか言って、まだひっぱりそうじゃん！(笑)
でも、ここでの素直な瞳子の発言とかみてて
まぁとりあえずこのまま行きそうだなーって事で
ある意味ほっとしたですよ(^^;

「BL」

まさかこの単語をマリみて内でみるとわ(笑)
まぁ書店での展開とか読者層とかみても
別に書いちゃ行けないってほどではないけど、
マリみての中で見かけてかるくびっくり(^^;
―――だったら百(ry
（ちなみに最近の呼び方はGLですな(笑)）

「由乃さんとちさとさん」

まぁ最初から仲良く出来ないワナ(笑)
ようやく雨降って地が固まったっぽいけど
割と最初の方からの確執だから、長いなぁ(^^;
まぁでも由乃さんに友人が出来るのはイイことかと。
―――多分(^^;

「動物園の真美さん」

デートかー。イイね！(笑)
いや、さすが真美さん。そういう考えyesだね。
自分もデートして、それを記事にして楽しんじゃう。
なんか真美さんは真美さんで微笑ましいなぁ(*´ー`)

「瞳子のおじいちゃん」

ま、そんなもんだよね(^^;
ことにマリみてキャラは問題を深く考えすぎる。
逆にイイのか？ってのもあるけど(^^;
そんなこんなで瞳子の問題は予想どおり養子でしたね。
舞台がこの病院ってのがなかなかいい演出だけど。
ま、これでスッキリしたし―――ってキン肉スグル問題は
結局「スグルは瞳子が好き」でFA？
「実は兄妹だったが養子に出されて―――」って説も
あったと思うけど、まぁそこまで複雑じゃないか。

「写真部姉妹」

でも笙子さんは新聞部だという(笑)
誤植なんでしょうけど、びっくりしたぞ(^^;
ここの姉妹（も同様）も仲良くていいよな。

「桂さんの名前きたー(笑)」

―――いや、前巻以前まで忘れ去られてたであろう
桂さんの登場！そしてさすがに今巻は登場は
しないだろうなーとか思ったら名前だけでも
登場して―――良かったねぇ(笑)

「ドロドロ」

まぁ瞳子が最初嫌いだったのは判りやすいよな(笑)
まぁ祐巳には祐巳なりの悩みもあったわけだし。
でもまぁ―――これでもう予約も準備OKってな感じで
すっごくほっとしました。

で、それと同時にどこで終わるか問題がまた(^^;
うーん。このペースでのんびりひっぱていって
やっぱ祥子さま卒業で終わるのかなぁ？
前と繰り返しになっちゃうけど
やっぱり祐巳たちの3年生の事も読みたいよね。
新たなキャラとか出てきて、なかなか楽しそうに
思うのだけれど(^^;
あとはそれが気がかりやねーって感じで。

マリア様がみてる−あなたを探しに (コバルト文庫)