julym(じゅらいむ)のブログ(^^)

マンガ読むのが好きです

「マリア様がみてる 仮面のアクトレス」ネタバレ感想



表紙イイよね!(*´ー`)
そう!これだよ!2年生トリオ!
内容ともマッチングしたこの表紙!
つか、志摩子さん、ようやく3人で―――(つ_;)





さて、とりあえず最初はドキドキポイントを叫んどこう(笑)





志摩子さん! 大活躍!(笑)(*´ー`)




や、や(^^;
なんか最近、妙に落ち着いちゃったりして
関係も安定して、そんなに描かれる事が少なくなった白薔薇姉妹。
いやさ、志摩子さん(^^;

乃梨子瞳子絡みで結構出番あるし)

まぁそんなに派手に立ち回るお方でも無いんで
今巻でもピンポイントピンポイントですが・・・(^^;





まず最初(^^;
まぁこれは祐巳側からのアプローチだけど
志摩子さんと久しぶりに二人でイチャイチャしながら歩いていると”





イチャイチャっ!(* >ω<)=3





そう!そうなのよ!(^^;
本来、祐巳志摩子さんはこうあるべきなのよ!(^^;
まぁ乃梨子もいる事だし、どっちかっていうと祐巳由乃さんと
親友ペア組んでるので、しょっちゅうある事じゃないけれど。
でも!志摩子さんは祐巳に対して、かなりの友情を抱いてると
―――思うんだよね、やっぱり(^^;
まぁタンパクなお方でもありますし、そんなに友達友達ってのに
慣れてないって事もありましょうが。
(実家の事とか、いずれ離れるかもなので親しくしないようにしてたとか)
修学旅行とか殆ど接触無かったし(^^;
もうあの裁判から以後、祐巳志摩子さんの友情は薄くなったのかと。
まぁ乃梨子いるしね(^^;
でもでも! やっぱりこういうのは(たまにでイイから)見たいのですよ!
日頃から“もっと横(同学年)の繋がりを!”と切望していた僕には
たまらないシーンでありました事よ(^^;





そして、ある意味、ある方面の方々の妄想を煽る一言。
“……由乃さんの、そういうところ好き”





好き!(* >ω<)=3





狙ってますか!狙ってますか?今野センセ(^^;
こんな―――こんなあからさまなエサなんかに
ひっかかりま―――(ry
<ここでクマ(笑)
.
まぁあまり曲解して意識するのも何ですが(^^;
普通にこういうポンポン自分の感情を素直に言う由乃さんの事を
本気で好ましいと思ったんだろうねー。自分を鑑みて(^^;
能動的とまでは言わないけど、やっぱ志摩子さんは静的だしね。
そして、こういう風に言い合える“友達”っていう存在がいて
本気で嬉しいと思ったんだろうねー。
うん。そうなんだよね。今までの志摩子さんの描かれ方って
ちょっと心証描写が少なめで、ハッキリ伝わってこないような
ところもあった気がするし。
そこが静的であり、志摩子さんなワケだけど。
なので、こういう風に自分の感情を吐露する―――しかもタイミング的に
天然で、場を和ます、そんな描写をしてもらって
個人的にはすっごく嬉しいところなワケで(^^;
こういう細かいところで人間味が増すっていうか、
キャラクターに厚みが付いてゆくんだと思うです。
.
おまけでこの時の志摩子さんの挿絵―――いや、ちょっと微妙な感じでは
あるんですが、まぁソレは横に置いておいて、このフンワリした笑顔は
やっぱり気分が嬉しくなる微笑みですねー(*´ー`)





そして、提出日の祐巳へ説得する由乃さんと志摩子さん。
ここ、すっごく! とっても!イイシーンだと思うです。
というか―――ようやく3人の仲良しなシーンを見られたっていうか
友情を感じたっていうか―――(;_;)うんうん
そう。
今まで祐巳はなんだかんだで、由乃さんと志摩子さんをそれぞれ
励ましたり応援したりしてたんだよね。
そして今回はそのお返し―――っていうか、そんな損得勘定って
感じではなく、純粋に親友同士の友情っていうか、、、
うんうん。お父さん、感動だよ(;_;)(笑)





まぁ後のGOODポイントは後で書くとして。
感想を(^^;





さて。まぁ最初から決着付くとは思っていませんでしたが(^^;
つか、世間で「早く決着を」って声多すぎ(^^;
気持ちは解るけど、ここまで来たんだからもう少し待ちなさいって。
あまり性急すぎると掛け足しすぎて面白くなくなるよー(^^;
最終巻がでて、そこまでのトータル的なカタチでみると
この辺のカタルシスが必要になってくるんだと思うし。
これだけ引っ張ったモノがあっさり決着したら
つまらんやん、逆に(^^;
多分バランス的にもう少しかかるんだろうし。
つか、このままグランドフィナーレに持ち込むとすれば
きっと祥子さまの卒業と共に決着ってパターンになりそうだしね(^^;





さて、今巻では最終回への単なる通過点、とも見てとれますが
様々な箇所にそこへ向けての盛り上がりどころが仕込まれています。
姉との卒業と別れ。成長。妹とのこれから等々。
中でも、結構上手い例えだなーと思ったのが黄薔薇、真剣勝負の時の
自転車の練習の箇所。手を離す、離さないのところね。
本番の自転車のところではタイミングがなかなか合わない―――
多分この辺は令ちゃん由乃さん離れへの難しさをあらわしてるよね。
子供はいつか巣立つって感じで―――この場合は妹だけれど。
そして、自分で体裁を整え、自ら離れ、同時に妹は成長し―――
自分の庇護が無くても1人で歩いてゆける事を知って
寂しさがありつつも―――くしくもそれは最後の素面の時の吐露に
現れているワケで。
.
そういう意味で今巻の例えは非常にしっくりいくものでした。
思い出してみれば、前巻の「増築」話も上手い例えだったなー。
今野センセは昔からこの例え話を、時には会話の端に、
時には話全体のギミックにしこんで、
それとテーマをシンクロさせたりするのが好きみたいだけど
ここ数巻は、結構うまいこと言ってる気がするなー。
昔は、何そのオヤジギャグ―――とまではいかなくても
まぁそんなに上手い例えはないなー、むしろムリヤリ?って
思ったものだったけど。
白地図の例えは未だに「なんでこのタイミング?」とか
思ってたりして(^^;





でもって。
今巻は、エピの構成も上手かったような気がする。
最初に前巻の裏エピでありつつ、菜々の伏線を解消しつつ
その実、令ちゃん由乃さんへの妹離れを描き、
続いて本編。
そして最後にその本編の裏エピを描きつつ
「おねえさまもつらいよ」を描いて、祐巳視点からは
大人で完璧超人に見えたおねえさま方も、実は―――と
配置的になかなかイイ感じの構成だったように思いますね。