julym(じゅらいむ)のブログ(^^)

マンガ読むのが好きです

PRINCESS WALTZフルコンプ〜。

―――いや、実は先週半ばに終わってはいたのですが
直後になんとなく感想書いてはみたものの―――ねぇ(^^;
公式BBSもあれほうだいみたいだし(^^;




そんなこんなで、余りまとまらなかったものの
だらだらと雑感してみようかと(^^;

ネタバレ有りっぽいんで折りたたんでおきますね(^^;










という事でフルコンプしました。
PULLTOPのゲームは実は全部持っていてゆのはなだけ未コンプ)
結構期待していた今回のゲームでしたが、、、
フルコンプしての評価としては―――正直、かなり微妙ではありました(^^;




悪くないんです。結構要所要所でイイところもありました。
キャラもイイ感じでした。ミニゲームもまぁ温くて許容範囲でした。
でも、色々なとこが中途半端な感じで。




一応PULL TOPのゲーム経験からすると、
雰囲気自体や、ミニゲーム無意味っぽさ、
道化師の立ち回りっぷりとイイ加減さ―――ってのは
「とらかぷっ」や「おね星」とそんなに変わらないワケで。
なんで前の作品をやってたら“ぐんにょり感”はあれど
意外さは無いかなーって感じなんですけど、
やっぱり“裏切られ感”がある人は、
ちょっと期待感が大きかったのかもなーって気はするかな。




材料は良かったと思います。設定もキャラも悪くないです。
やっぱり問題は構成とお話そのもの、ですかね。




このゲームは発売日にgetしたものの色々忙しくて
ちょっと寝かしていたのですけど、
その間にも様々な不穏の噂が漏れてきていました。
「期待ハズレ」「地雷」等々―――正直不安ではありましたが
同時にここのゲームって元々万人受けするゲームでは無いし
合わない人がそういう風に言ってるだけかもって思い
期待半分不安半分でゲームをはじめました。




で、まぁ終わってみて思ったのは、
こんな評判になっても仕方ないのかな、と。
いや、ほんとにめちゃくちゃ悪いって事は無いんですよ。
そんな事言っても、もっと悪いゲームは世の中ナンボでもありますもの。
そういう意味ではこのゲームは色々勿体ないってゲームかな、と。
「もっとこうすればイイのに」って感じで。




このゲームの前情報を観た時の期待感って
「プリンセスがドレスを着て戦い、
 最終的にそれぞれの勝者のプリンセスENDがあって―――」

ってゲームだろうなっていう憶測があったと思うんですよ。




故にプリンセス1人1人個別のスティックポスターみたいな
宣材ポスターがあったりして。
発売前には購入予定の人の間では「誰がイイ」「誰でいく」ってのが
色々とあったと思うんです。




でも、フタを開けてみれば、長い一本筋ストーリー。
そして、他のプリンセスはあくまで“おまけ”程度。




そりゃ、ヒロイン以外のプリンセスが好みだった方には
肩すかしされたようなモノですよ。
これで短くてもイイから個別ENDがあったら、不満は残りつつも
また状況も変わっていたかもですが。
しかもヒロインはあくまで「クリス」である王子様であって
正体の「お姫様」では無かった、と。
宣伝のせいとはいえ、やっぱ“ダマされた感”を感じちゃっても
仕方ないのかもしれませんて、やっぱり。




まぁ別に一本筋なのを隠すのは別に構わないんですよ。
一本の映画だって思えば特に問題ではないし。
(攻略有りの18Kゲでは問題ある人も多いですけど)




でも、それならそれで、宣材や雑誌紹介で各個別のプリンセスを
大々的に取り上げ、煽るのはやめといた方が良かったかもなーと。
攻略キャラってのは「やれたらOK」なんじゃなく、
そのキャラで「ENDを迎えられる事」だと個人的には思うんで。




しかも、売りであるプリンセス同士の戦い―――これも結局
前半にしか無く、またミニゲームの関与しないカタチで
勝手にすすんでゆくタイプで、、、。




まぁミニゲーム無意味なのは「とらかぷっ」の時も
そうでしたけどね。
なので「おね星」でそれが無かった時、
やっぱり評判悪かった無意味なミニゲーは反省したのかな、と
思ったんですけどね。




あ、でもミニゲーム自体は悪く無かったとは思いますよ。
適度に温いし。操作も悪くはない。
でも、後半にいくにしたがって意味なくなってくのも・・・いや
ストーリーに没入して欲しかったのは解りますけどね。
流れの阻害になるし。
だったら、後半のおまけ的な各キャラのと18kシーンを
攻略する時に必要な選択のところでの
何度もミニゲームをしなきゃならんってのが、ね。
マジで面倒くさかったです。
あれは入れるタイミング間違ってるよ、うん。
またミニゲーム自体が無意なだけに、ちょっとムカっときます。
う〜ん。作品全体のちぐはぐの流れが爽快感をザクザク削ってますしね。




戦いのエフェクトとかは、そこそこイイ感じだったかな。
頑張って動いてフォローしていたよう思うし。
ただやっぱ画像が少なすぎて、バリエーションが少なく
戦いに“飽き”が見えちゃうのがやっぱねー(^^;
戦い自体は進展してるのに、立絵が同じだったりして
緊張感がとぎれちゃうのが、惜しかった。
戦いこそこのゲームの“キモ”だと思うんで
もう少しここを頑張って欲しかったです。




あと、ラスボスが中途半端に弱い。唐突感があって迫力も無し。
何がしたいのかわかりにくいってのも、、、そりゃFateとかと
比べるのもなんだけど。緊張感が全く感じられなく
「はいはい。ボスね。」って感じだもの。




一番の因が、やっぱ敵の攻撃があまりにも
“こちら側に好都合”にしか仕掛けてこないってのがねー。
気になる気になる(^^;
ホント、ななよーの温い事温い事(^^;
仕掛けてきてから一気に滅ぼさずにツメの甘い引き際ばかり。




何か理由があって“引く”のなら判るけど、
毎回「あそこにいるから攻めてこい」って感じで途中で意味なく
“引く”し。あんたはヒーローショーの悪役かっつーの(笑)
いや、ヒーローの悪役でももう少しマジメだよ(^^;




で、そのおかげで主人公側の大ピンチが救われるんだから
ご都合主義にも程があるっつーの。
もう苦笑するしかないです、はい。




そういや、結局ななよーは何がしたかったん?
いや、理由は一応書かれてたけど、どうにも後付っぽいっていうか
なんともバカ過ぎ。おまけにラスト勝手に自滅するし。
自滅だよね。悪役っぽく主人公を目の前まで呼んでピンチに陥るし。




やりたいのはウルトラマンエースで555で
ウテナで戦隊モノでGガンダム
まぁ解りやすいのは別に構わないんだけど、
だったらもう少しうまくやりなさいっつーの。
ほんと今回は力量が足りなさすぎ。








そして―――このゲームの一番ダメなとこ(^^;
まぁ個人的要因ではあるのですが(笑)




まぁ色々あったけど―――個人的に一番ダメだったのは
このゲームの中心がBLゲーだったって事。




確かにクリスは女の子だった。
それを隠して王子様になった。
―――それは最後まで変わらない。
クリスはあくまでも“王子様”だったから。
そこはイイ。



物語中、主人公は“人間vs人間”でクリスとつきあってゆく。
結果、一生そばにいてもあくまで“かけがえのない相棒”。
(まぁだからこそ他のプリンセスの余地もあるワケで)




まぁそれはいい。問題はあくまでクリスは“王子様”って事。
徹頭徹尾王子様のまま。




確固たる意志。強い意志を貫く事がこのゲームのテーマ。
それ故に第一部のあの決闘があるわけだし。
最終的にクリスが王子様のままなのは何の問題ではない。




でも、主人公は結局その王子様とくっついたワケで。




故にこのゲームはBLゲーである、と。





さてさて。
唐突ですが、個人的にBL系は苦手である。
これは、まぁ生理的なモノでしょうがない(^^;
逆にあくまで“男同士の友情モノ”であるなら平気で読める。

(余談だがそれ故に漫画の「プリンセスプリンセス」は
 個人的にBL漫画では無いという認識だったり)

このゲームは色々問題はある。僕もそれは仕方ないかなーと思う。
でも、まぁそれはそれで、このゲームにも楽しめたところはあったし
とりあえず自分の中ではまぁまぁ的な評価で落ち着く可能性はあった。




でも、やっぱり僕にはこのゲームは“BLゲー”だったとしか思えない。
故に、このゲームに対する評価は低い。
というかもう主人公とクリスはフルコンプ後は正直意識の外。
思い出せるのは前半の2人以外のキャラ達のみ。




思えば「おね星」の時は世間の評判は両極端だったような気もする。
でも僕は全然オッケーだった。
温い終わりではあったが、個人的趣味で「どっちか選べないなら両方」
というのは性に合ってたんだよね。




確かに今回のはベクトルは違えども、同じ作者の臭いはする。
温いけど、クリスが一番が基本で、それ以外は納得詰め。




でも―――事BLだったとなると別。
これだけで評価が-5割がデフォで、そこから作品の評価になっちゃうかな。
しゃーないやん。個人的にほんとにダメなんだし。




なので、フルコンプした瞬間は「なんだ、思ったよりは悪くない」だった
このゲームも、後から主人公とクリスの事を考えるにつれ
どこかムカムカした感覚があったので、その因を自分内で考えるにつれ
これがBLゲーだったと気づいた時、すべてが腑に落ちた気がしたり。
ああ、そこが自分には一番ダメだったんだな、と。




だったら、クリスは最後は女性化した方が良かったのか?
いや、最初から女性ではあるのだけれど、
ラストで“女性の立場になった”クリスと主人公が二人三脚になった様子が
見れたらよかったのか? と思うとそれはそれで違うような気もする。
そうなるのは男のエゴだってのもあるし、もしそうなったらあくまで
“王子である”事にこだわったクリスの生き様を否定してしまう事になるし。




だから、クリスが徹頭徹尾“王子様”だったのは間違ってない思う。
ただ、それ故に主人公との繋がりにおいて“BL状態になってしまった”のが
僕には合わなかっただけだ、と思う。




う〜ん(^^;
要は「PULL TOP信者でもあるし、多少の問題には目をつぶるけど・・・ごめん。
やっぱりBLはダメなんだ」って感じかな?(^^;




正直「地雷だ」って話を聴いてて、後にフルコンプした時、
「またおおげさな。確かにダメポイント満載だけどこれが地雷だったら
 世の中に地雷以外のゲームって殆どないぞ」とか思ってたんだけど
もし僕と同じようにBLがダメだって人がいてこれをそう認識しちゃったら
確かにこれはダメだわ、とは思う。
まぁBLとして認識しなかったら、また別の評価になるだろうけど。






最後に良かったところ<最後にかよっ(^^;




戦いで熱かったところ。
なんだかんだ言って
「アンジェラvsルンルン戦」
「リーズvs清白戦」

熱かったです。
つかここでライターが満足しちゃったのかってくらい(笑)(^^;
(逆にクリス、主人公絡みのしょっぱい事(^^;)
うーん。
この辺りまではワクワクしてたんだけどなぁ(笑)




やっぱ一番好きなキャラはルンルンだなぁ(*´ー`)
イイ娘さんだよ、ルンルンは。何気に年上キャラだしね。
バックボーンもなんだかんだで色々ありそうだし。
経験も豊富そうで、なにより楽しい感じ。




静ねぇもイイっちゃイイけど、さすがに参戦が遅いのがねー。
でも、営みの時の告白でクラクラきちゃったよ(*´ワ`)(笑)
テレカの選択は間違ってなかったね!(*´ー`)はだエプ〜♪




って事で総括ですが―――やっぱ勿体ないよー(^^;
材料、設定そのままで
ミニゲーム無くして
構成力不足のライター変えたら
本筋に変化無くても、もう少し楽しめたんじゃないかなぁ。
勿体ない。




もしくは―――
そのまま前半プリンセスワルツだけに注力を注いで
合間合間それぞれの国の事情や、プリンセスの事情を挟んだりして
苦難の末、色々なパターンでの各姫のENDを設定する。
そして軽い後日談。これでイイじゃん。
つか、皆こういうゲーム期待してたんじゃね?って気はする。
少なくとも僕はその辺期待してワクワクしてた。




1本スジ、しかも見せかけから外れた一本ストーリーにするには
余程良い仕事して裏切らないと。
仕方ない、でも面白い、って皆に思わせるくらいに。




やっぱ、申し訳ないけど、この作品を作り上げるには
ライターさんの力量が足りなかった気がします。
というか、やりたい事とやれる事の見極め?
正直、実力が無い事はないと思うので、
やっぱり合わなかったのかなぁ。作風に。




ほんとに、勿体無いです、はい。




とりあえず、後日「ぷりんせすうぃっちーず」でもやりますかね(^^;
積んでますし(笑)